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シャコンヌホーム 「ナチュラル」-本来の響きを求めて-
  量産品の楽器、音調整でどこまで良くなる?

 

量産品、半手工品の楽器では、規格化された寸法で作っていくためにそれぞれの材料の特性を考慮した作り方をされていないことがほとんどです。材料の強度や、表板と裏板のバランスを考慮して板厚を微調整していく、というような繊細な作り方はなされません。残念ながら新作イタリーなどの手工品でも、容姿の美しさばかりを追求した、材料の特性や音響は二の次、といったいい加減なつくりの楽器は多くあります。

オールドイタリー楽器のように音響理論的に正しく製作された楽器と違い、これらの楽器はいくら調整で鳴るようにしようとしても、限界があります。調整とはあくまでその楽器の本来持つ能力を最大限に引き出すことであり、楽器自体を変化させてしまうことではないのです。調整でできることは可変部を修正、交換するところまでです。細かいところでは駒や魂柱、大きな部分ではネックの角度やバスバーといった部分をさわることになります。

オリジナルの板を削ったりニスを剥がしたりするということは、余程のことがない限りありません(ニスを剥がす必要があるのは、正しく作られた楽器に後世のカバーニスが塗られている、つまり、貴重な楽器の本来の音が損なわれている場合に、そのカバーニスだけを剥がす時です)。

表板と裏板の厚さ、ふくらみ、楽器各部のバランス、ニス、横板の強度といった点は楽器の本質的な音の特徴をはっきりと決めてしまいます。この楽器の本質的な音というものは調整でもそれ程変化しません。その音をいかに自然に、最大限効率よく引き出せるか、という点が調整の技術ということになります。

正しい音調整をしてもどうにも自分の望む音が出ないときは、そこがその楽器の限界なのです。演奏者の要求が高くなってくると、どうしても量産品の楽器では応えきれなくなってきます。その場合は今の楽器にこだわらず、きちんと音楽を奏でられる楽器に換えることを考えに入れてはどうでしょうか。正しく作られた楽器がきちんと調整されていれば、演奏者のどんな要求にも応えられるはずです。
(D.O.)


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