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シャコンヌホーム 「ピアニッシモ」-シャコンヌのこえ-
  知って得する!弓の見方 その1

 

楽器と同じ様に、弓は音楽を創造し、演奏を楽しむ上で非常に重要な働きをしています。弓を替えて弾くと音量、音色などの響き方が変わります。ボーイングそのものや、色々な奏法がしやすくなったり(逆にしにくくなったり)と、弾き心地が変わります。そもそも「良い弓」とはどんな弓なのか。どういう所を見て弓の善し悪しを判断するのか。実際に弓を手に取って見る際に見て頂きたいポイントを2回に分けてご紹介したいと思います。

《音を出さなくても確認できること》
弓で最も大事なことはステイック(棹)の腰の強さ(バネ)とバランスですが、弾いて音を出してみる前に、いくつか確認できることがあります。

1. まずバランスを見ます。弾くときと同じ様に持った時にバランスの良いものは、スッと安定感があります。極端に手元や弓先が重かったり軽く感じるものは、弾いた時に音量にムラが出てしまいます。意識的にコントロールしないといけなくなって、無駄な労力を使うので避けたいです。

2. 次に弓先を左手で下から支えておいて、グッと右手でスティックに圧をかけて腰の強さを確かめます。(注;力任せに圧をかけて折れてしまうこともありますので、十分気をつけて下さい。)この時に真直ぐしなるのが理想的です。スティックがくにゃくにゃと柔らかいもの、左右にぶれるものは、エネルギーが十分に伝わらずに分散してしまいます。その結果リズムが揃わず、遅れや音ムラの原因となります。

3. 今度は軽くトントンと弓先を支えている左手の上で弾ませて、スティックの振動を確かめます。スティックの強さが一定になるように削られた弓は、スティック全体がブルブルブルと振動し、弓先で与えた振動が手元まで気持ちよく伝わってきます。エネルギーが無駄無く弓全体に行き届いているということです。強さにムラがある弓は十分に振動しません。

以上の様に、全体のバランスの良さ、十分な強さと振動が感じられる弓ほど、操作性が高く、楽に演奏することができます。また、音色や響きが充実するので、得られる満足感が高くなると思います。

上記は、シャコンヌが弓を買い付けする際に必ずチェックすることです。弓は使用されていればいる程消耗されて状態は悪くなりますが、有名メーカーのものだと名前だけで高額で売買されがちです。「この弓の今の状態が良好か」を判断する必要があります。オークションなどでは毛が張っていない(もしくは毛の状態が悪い)ものが多く、その場で弾いて音を出して確認することができないことが多いので、上記で述べた方法などで厳しく確認した上で、良いものだけを仕入れています。

展示会や店頭に来店いただいた際に、是非実際の弓を手にしてお確かめ下さい。(M.M.)

 


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