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  マウントと材質〜ギョーム氏との話

 

今回の話は展示会に来場された弓製作家のピエール=ギョーム氏との話についてです。

ご存知の方も多いと思いますがギョーム氏は世界的に見てもトップクラスの弓製作家であるだけでなく、オールド弓の鑑定や修理の分野においてもよく知られています。以前にも何度かギョーム氏にはお会いした事がありましたが、今回どうしても質問したい事があり、お願いして忙しい中時間をとっていただきました。

質問したことはいくつもあり、すべてを書くと長すぎてしまうので今回は省きますが、その中の一つが「ギョーム氏が製作している弓の中でGold mountの弓とSilver mountの弓とでは材料の性質や選び方はどのように異なるのか」についてでした。実はこの質問は以前にもした事がありましたが、その時は時間がなかったこともあり詳しくは聞けず、また、(私の英語力の問題で)上手く聞き取れませんでした。(その時の事を今回お話しすると「多分、聞き取れなかったのは私の方の英語が上手くなかったからだと思うよ。」とフォローしてくださいました。前回お会いした時も紳士的でユーモアのある方だと感じましたが今回もやはりその通りで、質問にもとても丁寧に答えてくれました。)

おおまかな内容は以下の通りです。

弓の材料(フェルナンブコ材)を見るときに大事なのは、木の密度と硬さである。ヴァイオリンの弓とチェロの弓ではそれぞれ適している材料は異なる。ヴァイオリン用の方がチェロ用のものより密度が低く硬さの基準が高い。

なぜかというとヴァイオリンの弓の方が細くて長いから。(密度が高いと同じ重さにしたときに細くなりすぎてしまうし、チェロ弓より細長い分、質が硬くなければならない) 弓の重さの基準はスティックのみの重さでヴァイオリン弓は38.5g、チェロ弓は52.0g。腕の良くない製作者は重さだけを重視して弓を作るので出来がまちまちになる。昔から腕の良い製作者は密度と硬さを考慮している。

もしここに、硬さが適度ですべて同じ硬さ、密度も基準の範囲内の材料が3種類あって、その密度がそれぞれ(基準の範囲内で)@低め、A高め、B中間のものであった場合、その中でGold mountの弓を作る材料を選ぶとしたらBの材料である。AでSilver mountの細身でやわらかめの弓を作る。@でSartoryの様なやや太めのとても強い弓を作る。

ただし、材料において大事なのはそれだけではない。もう一つ大切なのは弓の振動力(=機能力)。これには木の成長、どのように育っていったかが関わってくる。

普段、にこやかなギョーム氏ですが弓の話になった途端、真剣な表情になり、話すうちに顔が紅潮して早口になっていくのが印象的でした。(その分、聞き取ってついていくのが大変でしたがこちらも集中している分、何とかついていけました。)結局、2時間近くも話をしましたが、私にとってはあっという間の時間でした。身振り手振りを交え、時にはわかり易く表まで書いて丁寧に説明してくれたギョーム氏に感謝です。(T.S.)

 


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