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  為替レートと楽器の価格

 

シャコンヌでは楽器は国際的な商品である、ということで、大きな円相場の変動があった場合にはある程度それに対応して楽器の値段も変動しうるものと考えています。あまり細かく対応すると逆に混乱する事になるでしょうしその必要は無いと思いますが、問屋を通さず直接、海外で仕入れを行なっているからこそ、為替相場の変動は肌で感じるものです。今回のモダンイタリーの価格設定は大きなインパクトがあったと思いますが、それに限らず相場の変動が楽器の値段に影響することは感じています。

ここで感じるのは楽器の価値を○○円、と表すことの難しさです。シャコンヌで紹介した楽器が他店でより高い値段がついている同じ製作者の楽器があった場合、それより劣ると言えるのか、と言うと値段だけでは何も判断できません。また、この楽器は○○万円の楽器です、というのも長期的に見れば日本国内でしか通用しない価値基準であり、ユーロ圏の人から見れば今、日本の楽器はユーロが強かった時期と比べて1,5倍くらいの値段になってしまっている事になります。

結論というものが出しにくい話題になってしまいましたが、この楽器の値段、○○万円、というものは思っているほど絶対的な価値基準ではないという事、この楽器は高かったんだから良いものだ、という事は言えない、という事、日本円が世界通貨でない以上、国際的な商品の値段が変動しうるのは自然な事である、という事でしょうか。考えてみると当たり前の事ではありますが、こと楽器に関してはこのあたりが忘れられているように思います。今後、もし、逆にものすごい円安になったらどうなるのでしょうか?(T.S.)

 


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