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  オークションについて

 

今回は私たちが仕入れで参加することの多いオークションについてです。

オークショニアはおそらく世界中いたるところにあって、最近ではインターネットの世界でのオークションも膨大な数になっているようですが、古くからおこなわれているオークションといえば、私たちも参加することの多いロンドンのオークションが良く知られています。背景には古い時代の美術品が集まっていた大英帝国の名残や古いものを大切にする国民性があるのか、アンティークの店や骨董市なども多いようです。

ヴァイオリンなど弦楽器のオークションに要する日程は下見の期間を入れても大抵、3、4日程ですが、かなり前から日程は決まっていて、出品されるもののカタログも一ヶ月くらい前には手に入るので、事前にそれをチェックしておいて、ある程度めぼしいもののチェックをしておきます。ただし、書いてある情報は製作したと思われる製作家、国、年代、ニスの色、コンディションまで書いてあれば良い方で、また、実際に見ると大分記述と印象の異なるものも多いのであまり鵜呑みには出来ません。

下見の日には一日数時間、2、3日が充てられていてその間に購入に値する楽器をチェックします。ロット番号順に大量の楽器がずらっと並んでいて実際に手にとって見ていくわけですが、多くの楽器は弦が張られていません。それどころか駒やペグが無いものが普通です。その中でいかに良いものを見定めていくか、という事になる訳ですが、私たちシャコンヌにとっては音が出せないことは全く支障にはなりません。もしすべての楽器の音が出せるようになっていたとしても大きな決め手にはならないでしょう。楽器ごとに調整の状態は異なるし、音を出さなくても楽器の良し悪し判断する方法はあるからです。 

実はこうしたオークションは誰でも参加することが出来ます。特に下見の日は誰でも自由に出入りが出来ます。旅行ガイドにもオークションについて載っているものもあります。もし、たまたま期間中に旅行でオークショニアの近くまで行った時は下見の会場を覗いてみるのも良いかもしれません。楽器だけでなく同時に絵画や彫刻の美術品などの下見も別の部屋でおこなっていてそれを見ていくのもとても興味深いものです。

私が前回行った時は日本の美術品のオークションの下見も同時に開催していて刀のつば等も数多く出品されていました。(服装は本番でも普段着の参加者も少なからず見かけましたが殆どの参加者にとって本番は真剣勝負の場なので、気軽な観光客気分では参加できないと思います。)

当日は受付で登録を済ませパドル(番号札)を受け取り会場へ入り、席に着きます。大抵出品数が数百ロットあるので次から次へと競りは進んでいきます。落札予想価格より少し安めの値段からスタートするのですが最近は落札されない楽器も多いようです。何本かの楽器を落札しようと思えば、ある時点でそれまでの競りが思ったより安く落札できたか、やや高めになってしまったかという事がその後の楽器の競りに影響してきます。安く落とせたならその後の競りは少し強気で勝負できるかもしれませんが高めになってしまっていたのならそうは行きません。その点、数多く仕入れられる方が仕入れ値を平均化できるので、それはシャコンヌの強みの一つです。

殆どの参加者はお目当てのものの競りが終わると帰ってしまうので最後の方はガラガラのこともあります。私たちも会場を出た後、手続きを済ませインボイスを受け取ります。落札したもの一覧がそこにあるわけですが、税金や手数料が加算されて約3割増し位の金額になります。原則は当日払いですが後日、日本から送金も可。以上が大まかなオークションの流れです。

「自分でオークションに楽器を買いに行けば安く買えますか。」と質問されたことがありますが、旅費や良し悪しの判断の難しさ、出品されている楽器のコンディション、その後のメンテナンス等を考えると良い買い物をするのはまず無理、と断言せざるを得ません。楽器ではなくアンティークの小物などのオークションに、旅行に行った記念として参加するのなら良いかもしれません。


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