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シャコンヌホーム 「ピアニッシモ」-シャコンヌのこえ-
  ストラドのチェロを改めて弾いて

 

先日開催しました名古屋店での展示会にスタッフとして参加してきました。オールドイタリーは、クレモナ派、ヴェニス派などに分け、わかりやすく説明をつけて展示しておりました。合間を縫って展示しているオールドは全て弾いてきましたが、さすがシャコンヌの中枢。世界に誇れる音だと思いました。これも長年のオールドイタリーの研究から得られた修理修復技術を適応し、名器たる音を再現できているからです。

特に印象に残ったのは、ストラディヴァリのチェロ。半年前の展示会でも皆さんにご紹介しましたが、再調整が完了したということで楽しみにしておりました。やはり、一般に流通している楽器とは一線を画すものでした。ただ、以下のことを再確認、といいますか体を以って実感することができました。

●まず、ストラディヴァリを演奏する時は、弓はトルテ(弓のストラディヴァリ)じゃなければ、本来の音が出ないということ。
→楽器と弓の木の年代が近く、強さが合ってこそ、共鳴し合える。

●右手は、手首がしっかりしていないと、弓がはじかれる、または弓だけ振動してしまい本来の音が出ないということ。
→弓と腕が一体化して、絃の振動を受け止めなければならない。(「弓の持ち方について」をご参照ください。)

弓の持ち方について

●弓の毛がほんの少しでも(絃に対して押さえつけて)「く」の字型になってしまっては、毛も絃も響かず、本来の音が出ないということ。

●上記の事ができると、とてつもない振動となるため、左手で絃を押さえる時、本当にしっかり押さえてやらないと、左手・左腕も一緒に響かないどころか、振動を吸収してしまう。
→左手の相当な「力」が必要。

「右手」は以前より、社長の窪田からの指摘で修正してきておりましたが、この再調整されたストラドでは、左手の指が相当疲れるということを思い知らされました。

以前よりチェロを弾いておりましたので、右利きですが左の握力が強いことは自負するところでした。しかしこの程度の手の力・指の力ではストラドを弾きこなすことはできないようです。

ロストロポーヴィチやデュプレ、またチェロに関わらず名器を存分に鳴らしている方々は、左手の指はもちろん腕もがっちりしています。それを思えば、納得できるところです。

ぜひ、皆さんにもこのとてつもない振動を体感していただきたいと思っています。これから開催する展示会には、お誘いあわせの上ご来場いただき、このチェロをはじめシャコンヌが完璧に調整した名器をお試しください。また、同じ方法で調整した販売用の楽器もお楽しみになさってください。


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