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シャコンヌホーム 「ピアニッシモ」-シャコンヌのこえ-
  本物に触れる感覚

 

仕事を始めて何年かすると、修理をお預かりする楽器を見たときやオークションのカタログや書籍等で楽器を見たときに、雰囲気だけで「この楽器は良い楽器のようだ」ということを感じることがあります。

大学で学んでいた考古学では、科学的な分析だけでなく感覚的な要素が取り入れられているものがあります。縄文土器の研究で最も基礎的なもの中には、地層や形といった判断材料だけでなく、雰囲気や手触りといったものも重要視し、それらを総合的に判断してできた研究があります。この研究者は、実際に大量の土器を見ることで、雰囲気や手触りといったものを掴み取り研究に生かしているのです。

シャコンヌは楽器が鑑定できるということを重要視しています。そのことによって良い楽器を仕入れる判断や、どのような修理をするべきかといった判断ができるからです。

鑑定にはもちろん「知識」が必要ですが、実際に本物に触れた感覚は知識だけでは得られないものです。お客様が所有している楽器の修理やオークションなどで名器に触れるという特別な機会だけでなく、シャコンヌにはたくさんの名器・名弓があるため、普段から実際に手にとって見たり弾いたりすることが出来ます。そのことによって、楽器の持つ雰囲気や音の出かたといった実物を手にしないと分からないことを、自然に身につけることが出来るのかもしれません。

知識を身につけると同時に、そうした感覚も磨いていきたいと思います。


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