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  音楽ができる音

 

先日来店されたお客様に、社長の窪田が調整した楽器と、スタッフが調整した楽器を弾き比べてもらう機会がありました。スタッフが調整した楽器は大きな音が出るということは認めてもらえたものの、お客様の意見は窪田の調整した楽器のほうが「音楽ができる」ということでした。

私達はよく「鳴る」という表現を口にします。しかし決して大きな音さえ出れば「鳴る」ということではないと窪田は言います。「音楽ができる音」が出て初めて「鳴る」と言えるのかもしれません。音色や反応の良さ、バランスなど様々な要素が含まれ、初めて表現できることがあるのだと改めて感じました。

先月、名古屋店で修理を終えた楽器を窪田にチェックしてもらった際も、調整の粗さを指摘され、楽器1本1本に対し、どこがどのようになっていると、どういう音になるのかという解説がありました。言われた通り少し手を加えるだけで音質が改善したことに、今更ながら調整の奥深さ、難しさを感じています。また修理技術者が癖のある弾き方をしていては、癖のある音しか出せない。結果、調整をしても癖のある音になってしまうという指摘も受けました。

「音楽ができる音」を提供できるように努力していきたいと思っています。


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